死因編〜共食い〜

 ビーシュリンプの共食いは、数が急激に増えているような状態のいい時に、よく起こる傾向があります。逆に、あまり状態がよくない時には、まず見ることはないでしょう。個人的には、共食いが起こるような状態(水、えびの体調など。。)は、最高にいい状態であると考えています。みなさんは、共食いをする瞬間を見たことがありますか?、恐らく、急激に増えている人だけが、見ていると思います。

 脱皮直後のビーシュリンプが、最も共食いにあう危険性があります。なぜなら、脱皮直後は、新しい殻が未だ固まっていないからです。実際に、脱皮直後のビーシュリンプを捕獲して、直接、手で触ってみたところ普通の状態の固体に比べて明らかに柔らかい事を確認しました。ザリガニの飼育で、脱皮直後の固体は、他の固体といっしょに飼育すると襲われて食べられてしまうので、隔離しなくてはいけない事は、有名ですよね。それと同じ事だと思います。ただ、ビーシュリンプの場合、サイズが小さいので実際に触ってみたことがある人があまりいないので、この事があまり注目されていないのだと思います。

 共食いされてしまう状況は、1対1ではなく、1対多である時がほとんどです。1対1である時は、襲われたとしても逃げ切ることができますが、1対多の時は、捕食されてしまうケースがほとんどです。脱皮直後のえびの最も攻撃されやすいパーツは、手足です。何度も、共食いされているえびを見てきました、そのほとんどは、はじめに、手足が食べられてから、体が食べられてしまうパターンです。↑の画像でも、その様子が分かると思います。大抵、ひっくり返った状態で攻撃されているので、よく観察してみてください。

 下の画像は、ビーシュリンプが脱皮した殻で、上は、プラナリアに襲われて体の中身をすべて食べられてしまったえびの死骸です(殻しか残っていません。)。2匹とも同サイズです。この殻を触って硬さを比べてみると、ほとんど変わりません。つまり、脱皮後は、体を守っていた鎧(殻)が、全くない状態である事を意味しています。この事を考えると、脱皮後は、非常に危険な状態であると考えることができます。

 また、甲殻類は、古い殻を脱ぐために、ホルモン物質を出して、体に密着している殻を、剥がして、脱皮します。恐らく、脱皮直後のえびに、沢山のえびが寄ってくるのは、脱皮する為のホルモン物質が、体に付いているので、それに反応してよって来るのではないか。と自分は考えています。

 最近は、あらゆるサイズのビーシュリンプを手で触って、殻の硬さなどを観察しています。2mm以上のクラスの固体と、2mm以下のクラスの固体の殻の硬さを比較すると、圧倒的に、2mm以上のクラスの固体が硬いようです。2mm以上の固体の殻の硬さの差は、ほとんどないようです。この事を考えると、小さいうちは、脱皮直後でなくても、殻が柔らかいので、比較的捕食されてしまう可能性が高いと考えられます。殻の硬さと、稚えびが育たないでいなくなってしまう事に、何かしらの因果関係(捕食されやすいという以外に。。)があるような気がします。