保温器具編

1、ヒーターの仕組み

 ヒーター管の中には、ニクロム線が入っている事は皆さんご存知だと思いますが、なぜ、ニクロム線でないといけないのか?、どうしてヒーターが温まるのか?は恐らく知らないと思います。

 ヒーターが温まる仕組みとても簡単な仕組みです、ハンマーで、くぎを叩きつけると釘とハンマーが温かくなる事は、体験した事あると思います、または、手を叩くと手のひらが温かくなりますよね?それらの原理とヒーターが温まる仕組みは同じです。

 ↑の画像を見て下さい、青球(衝突物)が、多ければ多いほど抵抗値が高い事を意味しています。(ニクロム線は、抵抗値が非常に高い!)電子が動いている状態を電流といいます。電子(赤玉)が矢印方向に移動したら、青玉に衝突しますよね?、その衝突で熱が生まれます。単純な仕組みですよね?^^;

2−1、ヒーター、サーモスタットの種類


 現在発売されているヒーター、サーモスタットには、大きく分類すると、3種類あります。

1、ヒーターとサーモが分離可能タイプ
2、ヒーターとサーモ(温度設定可能)が分離不可タイプ
3、一定温度に設定されたヒータータイプ


 1番の利点は、ヒーターとサーもが分離できるので片方が壊れても、壊れた方だけを買い換える事ができる事、サーモスタットに、ヒーターを複数本接続可能(物によって最大W数は異なる)なので、大型水槽に、複数のヒーターを水槽に設置する事によって、水温のむら防ぐ事ができる。欠点は、サーモスタット、ヒーター、温度センサーそれぞれ水槽に入れないといけないので、見栄えがよくない。

 2番の利点は、ヒーターの内部にセンサーが埋め込まれていて、ヒーターの内部にセンサーが埋め込まれているので設置後の配線が少ないので見栄えがよく自分の好みの温度に設定できる、最近は、このタイプが主流なのでバリュエーションが豊富で最も入手しやすい。欠点は、ヒーターとサーモが分離できないのでヒーター、サーモのどちらか片方が故障したとしても、故障部分のみの交換ができない。

 3番の利点は、1、2番に比べ低価格、2番同様、ヒーターの内部にセンサーが埋め込まれているので設置後の配線が少ないので見栄えがよい、最近は、小型水槽用にヒーターの長さが短いものが発売されている、欠点は、一定温度に設定されているので自分好みの温度に設定できない。


ヒーターの種類

 ヒーターには、3種類あります。最も普及しているタイプは、ヒーター管の中に、ヒューズが入っていて一定温度以上にヒーター管が熱を持つと、ヒューズが切れるタイプ、ヒーター管の中に、温度センサーチップ、バイメタル式のセンサーが入っていて、一定温度以上になると電源が自動的にオフになるタイプ、前者は、一回ヒューズが切れると復旧できませんが、後者のタイプは、ヒーター管が冷えると自動的に電源が入ります。

 ヒーター管が、600前後に加熱されると自動的に電源が切れる仕組みなので、何度も復旧すると、ICチップの保護回路が壊れてしまう事があるので、自動復旧タイプだからといって何度も自動復旧すると壊れるので注意してください!!

 ヒーター管の中にヒューズが、入っていないタイプ、ヒーター管が、どんなに熱を持っても自動的に電源が切れることはありません、熱帯魚用として、現在発売されているヒーターにはこのタイプは、ないようですが、大昔のヒーター、熱帯魚用ではないものには、ユーズ、チップなどが入っていないので非常に危険です、安いからといって熱帯魚用のヒーターでないものを水槽の水の保温用に使うのは、非常に危険なので注意してください!

セッティング後のチェック


  当たり前の事ですが、ヒーターも初期不良が存在します。電源が入らない程度の初期不良であれば、購入したお店で交換してもらえば、水槽の中の生体等に、致命的な被害が及ぶ事はないと思いますが・・、あるお店の店員の方から聞いた話ですが、温度設定ダイヤルがずれていて設定した温度よりも、数度高く設定されてしまう初期不良品があったそうです。

 ヒーター、サーモをセッティングしたら、設定した温度に、水温がなっているかどうかを、水温計でチェックする事をお勧めします。特に、シーズンが過ぎて、ヒーターを水中から、取り出して保管していた物を、セッティングするときには、サーもが正常に作動しているかどうかチェックする事は、非常に重要です、ダイヤルの接点がさびて異常な温度に設定されてしまう事があるのでセッティング後に、チェックする事をお勧めします。
 
 チェックするときには、なるべく生体が入っている水槽ではなく、多少大きめのバケツでチェックする事をお勧めします。設定した温度よりも、温度の低い水を入れないとだめですよ^^;

セッティング時の注意点


 セッティング時に注意しないといけないことがあります。

 ヒーターを水槽に入れる前に、電源を入れてヒーターが高温になってから、水槽の中に入れては、いけません。ヒーターが高温になっている状態で、水中に入れるとヒーターが割れて事あります。

 ヒーターを底床に埋めてはいけません。埋めてしまうと、ヒーター自体の温度が非常に高温になってしまうので、ヒーター自体のヒューズ、ICなどが反応して、安全装置が働いてしまう事があります。ヒーターサーモ(温度固定タイプ)、ヒーターとサーモ(外部式)一体型の場合は、ヒーターの付け根に、温度センサーが入っているので、底床に埋めてしまうと、底床の温度に反応して温度センサーが働いてしまうので、水温が上がらないことがあります。


 最も危険なのが、ヒーターの縦入れです、ヒーターは、水槽に縦に入れてはいけません!特に、ヒーターサーモ(温度固定タイプ)、ヒーターとサーモ(外部式)一体型の場合は、ヒーターの付け根に温度センサーが付いているので、水が蒸発してヒーターの頭が水面から飛び出してしまうと、温度センサーが室温に反応してしまうので、冬場は、設定温度以下の室温になるとヒーターの電源がオンになりっぱなしになってしまうので、非常に危険です。この状態だと、ヒーター管は、水中に入っているので、異状に高温になる事がないので、安全装置が働きません。↑の画像のようには、絶対にヒーターは入れないで下さい!非常に危険です。
 

シートヒーター




 ↑のヒーターは、数年前に、ベルツノカエルの水槽を保温するために買いました。

 両生類・爬虫類は、自分で体温をコントロールする事ができない。体温は外気の温度と同じであるがゆえに、冬場は、保温してあげる必要があるので・・、ペットショップの、両生類・爬虫類のコーナーには、ほぼ間違いなく、保温器具が販売されている。

 体温を上げる理由は、ある程度の温度を維持してあげないと、消化酵素が正常に働かなくなってしまうからだ、テレビ、写真などで・・、トカゲの大群が岩の上や、浜辺?で自分の体を温めている光景を見たことがありますよね?、あれは、自分の体を温めて食べたものをしっかりと吸収できるようにしているのです。体内にある、消化酵素は、非常にデリケートで、最適な温度、PHが、決まっているので、その最適な温度になるように体温を温める必要があるのです。ちなみに、エビに関しても同じような理論が成立するであろう・・




 ベタの飼育に、シート状のヒーターを利用する人が結構いるようなので、とりあえず、↑のように水を温める為の用途として利用する事が可能らしい。。

 最近は、数社から同じようなシートタイプのヒーターが販売されているらしいが・・、自分が買ったタイプのヒーターは、約25〜29度の温度を保てるように設定されているようだ、温度コントロールの仕組みは、ヒーターの表面温度で水温をコントロールするようになっている、ヒーターの表面温度は約35〜40度に保てるようになっている。しかし、それほどパワーがないので、外気温が低いときには、必ずしも約25〜29度に水温が保てるとは限らない。




 保温する能力がそれほど高くないのは、予想がつきますが・・、理論値でどれぐらいの力があるのか、電卓をたたいてみました、↑のシートヒーターは、大体15ワット前後らしいので、15ワットで、1時間あたりに、0、5リットルどれぐらい水温を上昇させる事ができるのかを計算してみた。

 とっても素晴らしい値がでました(笑、1時間で、2、5714度上昇させる事ができるそうですが・・、しかし、これは、理論値で、最大効率でヒートさせた値なので、水槽がヒーターに載っている部分、ガラスから水に伝わる熱の効率、などを考慮すると、恐らく、25%前後ではないかと推測してみると、1時間あたりに約1度前後水温を上昇させる能力がある?

 この値から、外気の温度によっては、全く保温する事ができない事もある事が、予想する事ができる、実際に、やってみたところ計算道理、外気温度が低いと約25〜29度の温度に水温を保温するのは、難しいようだった、しかし、ないよりは断然ましです(^^;

 ある程度気温が温かい時は、逆にかなり水温が結構上がります(^^;、このヒーターの利点は、水槽内に入れないで、水槽の外部から水槽を安全に保温ができる事、欠点は、かなりアバウトな保温しかできない事